DVD全5巻完結セットです。
第2次怪獣ブームがピークを迎えた時期に、東宝映像が初めてテレビ向けに製作した巨大ヒーロー番組である。1973.4放送開始。日本テレビ系で放映された、特撮ヒーロードラマ。全26回
東宝が製作したため、円谷プロに比べて特撮に粗が有るとコメントしている人がいますが、全編、改めてじっくり見直して見ると、決してそんな事は無く、むしろ、愚直に丁寧に作り込まれていると思います。
また、安易に光学合成による光線を使用せず、本物の火器(恐獣の火炎放射)とプロップ発火(ミサイルマイト)などをふんだんに使用して、迫力有る絵作りをしています。
スタッフの多くは、前年放映の『ウルトラマンA』に外注制作スタッフとして関わっており、同作品と似た雰囲気の作風となっています。
監修 : 本多猪四郎。監督 : 田中友幸。特撮監督 : 川北紘一。
ゴジラ、キングギドラ、ガイガンも登場します。
また防人三兄弟は、スタント無しでアクションをかなり頑張っています。主人公の青山さんは、ガロガと生身のアクションを披露していますし、一部、トランポリンアクションも綺麗に決めています。
ゾーンエンジェル役の北原和美もガロガ相手に斜面を転がり落ちたりと結構、体を張ったアクションに挑戦しています。走るシーンなどを見ると陸上選手のような本格的な走りをしているので、多分、運動神経は良いんだと思います。
特筆すべきは、何と言っても北原和美さんの可愛さです。番組序盤では、惜しげも無く黒のビキニ姿を披露していますし、普段は、多分イメージカラーである黄色のジャケットにミニスカート(キュロット?)か白地のワンピースを着て場を華やかに盛り上げています。
「流星人間ゾーン」の「マイティライナー」のベース車両は「スカイライン2000GT 2ドアHT」で通称ケンメリです。日産の往年の名機の実際の走りが見られるのも、非常に貴重です。
番組のエンディング近くになるとBGMとしてとよく流れるのが「ゾーン・ファイト・マーチ 」ですが、これがまた隠れた名曲で本編中には、青山一也版が流れています。子門真人版も有りますが、青山さんの歌声、声量なども子門真人に全然、負けておらず、一聴の価値が有ります。
この辺は、是非、ご自分で実際に観て確認してみて下さい。
東宝DVD名作コレクションのパンフレット付です。
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