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状態、新品。カビ汚れあり。
盤面に目立つキズなどはありませんが、ターンテーブルを売却してしまったので、再生確認が出来ていません。
宜しくお願いします。
Scorn – Greetings From Birmingham
Label: Hymen Records
Format: 2LP
Released: 2000
Genre: Industrial Dub / Illbient / Post-Techno Isolationism
【グリッチの霧、ベースの淵へ──Scornが放つ沈黙都市の報告書】
**Mick Harris(ex-Napalm Death)が、極限まで研ぎ澄まされた“音の残響空間”**として再定義した“都市音楽”の到達点──それがこの『Greetings From Birmingham』である。
本作は、ただのアルバムではない。
これは、工業都市バーミンガムの荒廃を、グリッチとサブベースによって抽象化したフィールド・レポートである。
【“リズムの死骸”を使って踊らないダンスをする】
Scornが創り出すのは、いわゆるダブやテクノとは異なる、“崩壊後のダンスホール”だ。
ドラムンベースの断片をズタズタに解体し、
ジャズのドラム残響をノイズのシーケンスに閉じ込め、
サブベースはメロディではなく圧力として用いられる。
【Hymen Recordsという記号装置】
Ant-ZenのサブレーベルであるHymenは、2000年前後においてインダストリアル×IDMの交差点として知られたが、
その中でもScornの本作は異彩を放つ。
他のレーベルメイトがグリッチを音楽構造の変革として使うのに対し、
Scornはグリッチを“感情の圧殺手段”として使用している。つまりこれは“音楽”ではなく、疎外のメソッドだ。
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